相続税の税額控除には下記のようなものがあります。

1.配偶者の税額軽減

残された配偶者の以後の生活保障や、遺産の形成に貢献したことなどを配慮した規定です。
配偶者が相続した財産が、法定相続分相当額以下の場合には、相続税がかかりません。また、法定相続分を超えても1億6,000万円までは相続税がかかりません。

2.未成年者控除

相続人の年齢が20歳未満の場合には、相続開始の日からその相続人が満20歳に達するまでの年数に6万円をかけた金額が控除されます。

3.障害者控除

相続人が障害者に該当する場合には、相続開始の日からその相続人が満85歳までに達するまでの年数に6万円をかけた金額が控除されます。

4.贈与税額控除

暦年課税制度による贈与によって、相続開始前3年以内の贈与財産に課せられた贈与税がある場合には、その相続人の相続税額から、その贈与税額を控除することが出来ます。また相続時精算課税制度による贈与によって、既に支払った贈与税額がある場合も同様です。

5.相次相続控除

お父様が亡くなり、立て続けにお母様が亡くなるなど、10年以内に相次いで相続が発生してしまった場合には、1回目に課せられた相続税のうち一定額を、2回目の相続で課せられる相続税から控除することができます。
但し、これは法定相続人に限られます。相続放棄をした人、相続権を失った人については、遺贈により財産を取得している場合であっても適用されません。