85歳で死亡した東京・浅草の身寄りのない女性の遺言書を偽造した疑いが強まったとして、容疑者を有印私文書偽造・同行使の疑いで逮捕した。遺言書偽造の摘発自体、極めて異例という。 関係者によると、偽の遺言書はA4判ほどの紙に女性の筆跡をまねて書かれ、女性の署名と押印があったという。女性は身寄りがなかった。相続人の存在が明らかでない場合、民法の規定に基づき、家庭裁判所が相続財産管理人を選び、官報に公告するなどして相続人や債権者を捜す。一定期間を経ても相続人などが現れなかった場合、遺産は国の帰属となる。女性の場合、遺産が国に移る前に、偽造遺言書に基づき容疑者に遺贈されたとみられる。