政府税制調査会で相続税の増税が検討されていますが、同時に贈与税の優遇策も検討されています。「相続税を増税するので、早めに贈与しなさい」と言っているようにも思えますが、そうではありません。贈与税の優遇策とされる「相続時精算課税」は生前に贈与した財産は相続の時に財産として計上し、その時に税金を取るので、贈与の時はあまり税金をとりません、という制度です。つまり、もともと相続税を払う必要がある人は、節税にはなりません。それどころか孫に贈与してしまうと、相続の時に相続税が2割加算となってしまいます。